海外勤務の最初の1ヶ月
ほとんどの国では、到着後約30日以内に、あなたの存在を知りたがるすべての政府機関に届け出て、銀行口座を開設し、給与明細の見方を理解し、同僚が予想と違う時間にランチを取る理由を学ぶことになります。
住所届出
多くの国では、到着後数日以内に地方当局に住所を届け出ることが義務付けられています。ドイツのAnmeldungは14日以内に行う必要があり、期限を過ぎると最大1,000ユーロの罰金が科されます。パスポート、賃貸契約書、家主確認書(Wohnungsgeberbestätigung)が必要です。
フランスでは地元の mairie(市役所)または県庁での届出が必要です。日本では14日以内に区役所での届出が必要です。落ち着いてから後で手続きすればいいとは考えないでください。到着した時点でカウントダウンが始まります。
税務届出
一部の国では、最初の給与が支払われる前に税務当局に個人的に届け出て、納税者番号を取得する必要があります。
オランダでは市役所の面談でBSN(市民サービス番号)を取得し、これが税務IDも兼ねます。イタリアでは Agenzia delle Entrate から codice fiscale を取得する必要があります。これがないと雇用主が給与を支払えない場合もあります。
本国と渡航先の国の間に租税条約がある場合は、内容を確認してください。二重課税が免除される可能性がありますが、免除は自動的には適用されません。両国で書類を提出する必要がある場合が多いです。
社会保障の加入
EU加盟国では、雇用主が雇用を届け出ると自動的に社会保障に加入します。ただし、健康保険の提供者を選ぶ(ドイツ)、社会保障事務所に届け出る(スペイン)、社会保障カードを取得する(フランス)などの手続きが必要な場合もあります。
EU域外では、本国と渡航先の国の間に社会保障協定があるかどうかを確認してください。これにより2つのシステムに同時に支払うことを防ぎ、両国で拠出金が退職金として算入されることを保証します。
銀行口座の開設
ほとんどの雇用主は給与振込のために現地の銀行口座を必要としますが、これが鶏と卵の問題を生みます。一部の銀行では住所証明(届出が必要)を求められ、届出には収入証明(給与が必要)が求められることもあります。
最初の銀行での面談にはすべてを持参してください。パスポート、ビザ/滞在許可、雇用契約書、住所証明、税務ID。ドイツでは、N26やComdirectなどのオンラインバンクが従来の支店よりも外国人にとって利用しやすいことが多いです。フランスでは、BNP ParibasやSociete Generaleが大都市で英語対応サービスを提供しています。
給与明細の理解
多くのヨーロッパ諸国では、社会保険料が所得税前に総給与の20-40%を占めます。ベルギーでの60,000ユーロの給与は、税金と社会保障控除後、手取りが月額約2,700ユーロになることがあります。スイスでは控除は少ないですが、健康保険が別途義務的な費用です。
理解すべき項目:
- 所得税源泉徴収, 多くの場合暫定的で、年次申告時に調整されます
- 社会保険料, 年金、失業保険、健康保険、場合によっては障害保険
- 連帯付加税, ドイツの Solidaritatszuschlag など
HR部門や現地の会計士に最初の給与明細を一緒に確認してもらいましょう。
健康保険の有効化
雇用主提供の健康保険があっても、積極的に加入手続きを行い、提供者を選択し、公的制度に届け出る必要がある場合があります。ドイツでは Krankenkasse を選択して雇用主に通知する必要があります。国民健康制度のある国では、届出後に健康カードが届くのが一般的です。
職場の文化
スペインのランチは午後2時。日本の会議は時間厳守で始まります。オランダのメールは、慣れないほど直接的かもしれません。まず観察し、質問し、前の職場での「普通」がここでも通用するとは思わないでください。